3つの生体反応
以前ははって数分たってから皮膚が赤くなり、はがすと20~30分でその赤みが消えたのに、感作された人では、数時間後から赤くなったり、はがしても48時間から9六時間も赤みがのこったりします。
これを生体反応の時間の変化といいます。
このように、人のアレルギー反応は、量、質、時間の3点で変化するのが特色です。
もちろん、アレルギーにより生体反応が3点で変化したために、かえって人がその生活環境によりよく順応できるようになったり、外敵に対する抵抗力がより大きくなることもあります。
このように友に都合のよいアレルギーもあるわけで、これを免疫になったといいます。
この抗体を免疫抗体とよびます。
予防接種は免疫抗体をつくらせたり、他の動物でつくった免疫抗体を人にあたえるために行なうもので、私たちを恐ろしい伝染病から1定期間免疫にしてくれることはご存じのとおりです。
それに対して、人に都合の悪い過敏状態をまねく抗体を過敏抗体とよんで、免疫抗体と区別します。
免疫抗体があるために、私たちはさまざまの細菌、かび、食物、花粉や塵埃などの抗原性物質に過敏症にならずに生活してきたし、これからも生活を続けられるといえます。