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2011年02月 アーカイブ

皮膚の働き 2

それらすべてを突破して、皮膚内に侵入した物質には免疫抗体を生産して、つぎに侵入してきても、生体に都合の悪い反応を予防してくれます。


一方では異物(抗原)を含む皮膚の細胞は、どんどん外側におし出されて、抗原をだいたまま、はがれ落ちていきます。


・・・このように、自然は私たちの体を、あらゆる手段を用いて異物、有害物質、抗原から守るようにつくりあげています。


その防護者が皮膚であり、呼吸路、消化路、尿路の粘膜(一種の皮膚)です。


無数につぎからつぎと侵入しようとしてあらわれてくる異物、毒物などの抗原になる物質・・・


しかもその大部分は、それ自体に多少とも細胞毒という性質をもっている物質、これらに負けず、過敏抗体をっくらないように日夜働いているのが皮膚です。

抗原になる物質

人間の体を組み立てている成分と違う物質はすべて抗原になります。


人間の体の成分は、たんぱく質、脂質、糖質、ミネラルなどです。


これらと少し、あるいは大きくかわったたんぱく質、脂質、糖質やミネラルはすべて抗原になります。


このうち、もっとも抗原になりやすいのはたんぱく質で、この場合、たんぱく質は抗原性が高いというふうに表現します。


脂質、糖質、ミネラルなどの抗原性は、たんぱく質よりもはるかに低いものですが、これがたんぱく質と結合すると、抗原性が高くなる性質があります。


また、物質は溶けた状態で人体内に侵入したときに抗体をつくらせる能力が著しくなり、反対に溶けにくい物質は抗体をつくりにくいものです。


このように水か油に溶けるもの、あるいは両方に溶けたり、乳化(乳のように細かい粒子になって油が水に平等に分散する状態、またはその逆の状態)しやすいものは、抗体をつくる細胞まで能率よく運ばれ、とり入れられるから、抗体をたくさん生産させるのです。

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